地区の文化祭&市民文化祭
今日11/20は、指導しているコーラスの日頃の活動場所である地区センターの文化祭と、越谷市全体の文化祭が同日に重なり、午前・午後で移動して同じ曲を2回歌う、というかなり疲れることをしました。
先ほど、演奏の録画を観て、それなりに客観的な結果が分かりました。指揮者としてはまだまだ経験の足りない私ですから、反省点などはたくさんありますが、それらは次回への課題とするとして。今回、何より感じたのは、当日のほんの短いリハーサルで、声出しをして、注意事項のポイントを復習して、皆さんが自信を持ってステージに上がれるようにするのは、本当に大変なことだということです。
日頃、(他団で)指揮をしてくださっている先生方を心から尊敬します。指揮者の立場から見たピアニストへの期待というのも、経験できました。
来年は、もっともっと良い声で、美しい響きで歌えるよう、私も指揮者として出来ることを勉強したいと思います。
武蔵野合唱団の第49回定期演奏会
年明けから練習してきたウォルトン「ベルシャザールの饗宴」とヴィヴァルディ「グローリア」。今回は客席で聞かせていただきました。プログラムの言葉をお借りすれば、対照的な2つの異なる個性の曲を並べて、下野先生✖️読響✖️武蔵野の饗宴。吉と出るか凶と出るか?と思いましたが、吉と出たと思います!
曲順は「グローリア」から。
まずオケの出だしは「おっ、やっぱ速いな。」という印象ですが、合唱団が歌いだすと、「え?人数が少なく思える。。。」でした。それは褒め言葉で、良い意味で、こんなにたくさんの人(150名ほど)が歌っているとは思えないくらい、軽やかでまろやかで1つに揃って聞こえたのでした。
イタリアの空気を感じました。
ま、曲が進むにつれ、だんだんと疲れも見え、アンサンブルも乱れてきた感はありますが、(地が出てきた?)コラールもよくハモッて響いていたし、下野先生の要求によく答えていたと思います。
後半の「ベルシャザール」はもう「よく頑張ったっ。お疲れさん!!!」としか言えません。あ、まだ他にもありました。。。「下野先生、カッコ良すぎ♡」
おそらく客席の大部分の方は、この曲を初めて聞く方。何が何だか分からないけど「とにかくスゲー曲!」と思ったのではないでしょうか?
指導してくださった3人の先生方は、もうジェットコースターに乗っているようで、気分が悪くなったそうです(笑)それはね、アハハ分かりますが。
この曲は武蔵野も初めて取り組んだ曲です。とにかく音もリズムも難しく、どこから手をつけて良いか分からない。「本番までに間に合うとはとても思えないっ。」と思いながら、暗中模索で進んでいた練習期間のほとんどでした。何とかここまではたどり着きましたが、まだまだこの先の課題がハッキリ見えた本番でもあったと思います。
これから日本での認知度も上がり、アマチュアオケの演奏回数も増えるであろうと予想します。武蔵野が演奏する機会も近い将来ありそうな気がします。そうあることを願います。
なぜなら〜、私自身がもうちょっとこの曲を弾きたいなと思うから。本番を聞きながら、「あ〜、このオケの音量の嵐と、楽器の多彩さと、リズムの入り乱れている感じをもっと表現できれば良かったなあ。」と反省しました。というか、もっと出来るなと確信しました。
20日、市民文化祭です。なんと!ピアノではなく指揮ですっ。
今年は、今までに経験したことのないことが続きますが、
なんと!明後日 11/20(日)には大ホール指揮者デビューです。
指揮ということ自体は、全く経験のないことではありません。
コンサートをしたこともありました。
が、今回は、サンシティホールの大ホールという大きな舞台で
コーラスの人数も25名ほどの大所帯です。
(この人数は、地方のママさんコーラスとしては、多い方です。)
ある日突然の電話で指導を頼まれる、という狐につままれたような話から
数えてみたら、丸7ヶ月です。
和気あいあいとした雰囲気の気持ちの良い団ですが、
よく聞いてみると、皆さんずいぶんと努力されているよう。。。
その成果が、出せると良いな、と思います。
ちなみに・・・当日は、いつも練習している会場の文化祭も
同日にダブったので、午前・午後のハシゴ演奏です(><)
高齢の方が多いので、体力が一番心配。
桜井フラワーコーラス、と言います。
曲は、小林秀雄「あなたと私と花たちと」
飯沼信義「麦わら帽子」
村松崇継「いのちの歌」の3曲です。
おそらく、14:00~15:00頃の出番です。
お時間がありましたら、是非お聞きください。
FMこしがやに出演します。
越谷に新しいFM放送局が誕生したのをご存知ですか?
FM周波数 86.8MHz
その名も「ハロー・ハッピーこしがや」です。
11月25日(金)18:00~19:00 サカガミタカオのオレンジの世界 に出演します。
先日、収録があり、音楽の話、オレンジの話など、楽しくおしゃべりしてきました。
ぜひお聞きくださいね。
ピアノとお話でつむぐ、夏休みの音楽会レポ
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ミニョンの歌
数日前に、急遽、歌曲の伴奏を頼まれました。なんでも、ある著名な先生のレッスンを受けるにあたり、普段一緒にやっているピアニストの都合が悪く、困っている、とのこと。
歌曲の伴奏、とあれば二つ返事でお引き受けしたいところですが、何せ、こちらは夏休み中で遊びに忙しく(苦笑)このままでは月末に控えた本番2つと、ほぼ本番という感じの1度きりの合わせ、がとんでもなく大変なことになると、焦りまくっていたところなのです。そのレッスンの日とその前に合わせもしなければいけないので、予定を調整し、練習時間を確保する・・・物理的に出来るかなあと思いましたが、何とか予定はやりくり出来そうで、あとは私がどれだけ勉強できるか、という感じ。
お引き受けしました。
今回、ヴォルフのミニョンの歌、本当は3曲やりたいそうですが、1曲は合わせがかなり大変なので2曲で良い、とのこと。まあ過去の経験から言っても、1時間のレッスンでは3曲用意しても見てもらえないことが多いから、2曲は妥当かな。
お恥ずかしながら、私はミニョンを良く知らない。もちろん竪琴弾きも。そもそもゲーテも。歌曲を弾くたびに、その曲の訳を調べたりするけれど、それだけでは、膨大な(長大な?)ゲーテの原作には及ぶべくもない。それに、ミニョンの歌(4曲ある。)を色々な作曲家が作曲しているけれど、きちんとまとめて勉強したことがない。いつもその中の1曲とか、2曲とか。今回も2曲だし。
ちょうどネットで、歌の訳だけでなく、前後の関係を含めた訳文を見つけたので、読んでみた。それだけでは複雑な関係性はよく理解できないけれど、今までよりは少し理解できた。
これは実話ではないけれど、全くの空想物語かと言えば、そうでもないのだろうと思う。ゲーテ自身に起こったことがどうかは別としても、当時はこのような話は比較的起こり得たのではないかな、と思う。何しろ、交通や通信の手段も、情報も限られていた時代なのだ。一つのことを成すのに要する時間は限りなく長い。そして人生は今よりも短い。その中で、人々は、ごく狭い世界の中で、少しの情報を頭の中で妄想のように膨らませて生きていたのかな、と思う。
そういう言い方(妄想とか。)は、良くないもののように捉えられるかもしれないが、決してそういう意味で言っているのではない。拡がりすぎて核が見えない現代よりも、良いかもしれない。